聞善寺(もんぜんじ)とは
【本尊】
阿弥陀如来
【宗派】
真宗大谷派(浄土真宗・お東)
【宗祖】
親鸞聖人
【本山】
真宗本廟(東本願寺・京都)
【沿革】
ときは室町時代、文明3年(1471年)比叡山延暦寺などの迫害を受け京より逃れてきた蓮如上人が北陸における布教の拠点として越前吉崎に吉崎御坊を建立しました。
その後、近江に居を構える武士が蓮如上人を助けるために主従7人で馳せ参じ願西という法名を賜りました。文明7年(1475年)には戦国の動乱の中で吉崎御坊が焼失し、蓮如上人は吉崎の地を後にされます。
この時、願西は加賀の地へ移られたのではないかと思われます。
そして、文明13年(1481年)には金沢城の西側に聞善寺を建立されました。しかし、藩の事情により江戸時代、正保2年(1645年)には現在の地に移って参りました。
【住職】
第24代 今井優悲(ゆうひ)
1980年生まれ
高校卒業時には「寺は継がないよ」言い放ち、東京にて服飾デザインの勉強をするも在学中に先々代・住職である祖父が亡くなりました。このことがご縁となり京都・大谷専修学院にて仏法の学びを始めさせていただきました。
卒業後は京都、東京、新潟のお寺にて勉強をさせていただき、新潟在住時の平成20年(2008年)先代・住職であった父が病に倒れたため金沢に戻り聞善寺・第24代住職を拝命いたしました。
聞善寺では報恩講をはじめとする従来からの伝統行事も大事にしながらも、より多くの方にお寺に足を運んでいただくご縁になるように「おてらくご(お寺+落語)」「オテラート金澤(お寺+アート)」という新しい取り組みも始めております。
お寺は住職のものでも、お寺に住む者のものでもありません。
聞善寺を大事に思ってくださる皆さんのお寺であります。
そのことを大事に確認しながら「悲しみに寄り添える場」「仏法に触れる場」「人が交流する場」という願いをもって、ひらかれたお寺でありたいと思っております。